今日は、イラストにとても参考になった書籍orサイトの話をしようと思います。
「スカルプターのための美術解剖学」
とても有名な美術解剖学の本です。筋肉の写真が細かく分類、整理され、さらに筋肉が色分けされているので、どこの部位がどのような名称なのか、どのようについているか、どのような動きをするのかがとても分かりやすかったです。
特にためになったのは、首回り、肩回り、胸部の筋肉です。首や肩、胸部などはよく描く部位ですが、正直この辺りの筋肉がどのように配置され、どのように可動するのかよく分かっておらず。きちんと美術解剖書で筋肉を学んだ結果、以前よりさらにパーツが書きやすくなりました。
また、筋肉を知識としてためておくと、逆に「ここはデフォルメした方がイラストっぽい」等、逆説することも多少できるようになってきました。
画像がたくさん入っている本なので、模写にもおすすめです。
ただ、よく「一冊丸ごと模写しよう」という意見を見かけますが、個人的に一冊丸ごと模写はおすすめしません。確かに、一冊まるごと模写ができればそれだけの力がつくと思いますが、正直そんなことをしたら疲れるし飽きるしでモチベーション自体が下がります。
好きな場所を好きな時に見て、好きな感じに勉強するのにも向いている本だと思うので、気になった方はぜひご参考ください。
「PoseTrainer」
時間制限やモデルの種類など、好みの設定をしてからひたすらクロッキーができるサイトです。美術解剖学を勉強してからこのサイトでひたすらクロッキーをすると、色々な角度で覚えた筋肉が見られるのでとても楽しいです。
また、モデル画像にグリッドをつけることができるので、形を上手くとらえにくい時は、グリッド模写をすることもできます。リアルよりの体型なので、絵柄によっては合いにくいこともありますが、基礎的な練習を地道にやる場合とてもおすすめです。
「風立ちぬ スタジオジブリ絵コンテ全集19」
こちらはイラスト教本ではなく、かの有名なジブリ映画の絵コンテ集です。
構図や画面の比率等に悩みまくっていた時期に購入しました。
分厚い本の中に大量の絵コンテが収録されていて、ラフ画でありながらそのクオリティの高さに脱帽します。
大変美しいので、眺めているだけでも楽しい一冊ですが、一枚一枚の構図がとても見栄えがいいので、構図の研究をするのにもってこいの一冊でした。これ一冊で色んな構図配置が発見できます。
以上、参考になった書籍orサイトでした。
書籍やサイトを調べるのも好きなので、また良いものが見つかりましたらご紹介したいです。