漫画の三分割法

キャラや背景を漫画に綺麗に配置する方法

絵を描くのが好きだけど、いつも一枚絵ばかり。たまには漫画に挑戦したい!と思いチャレンジしてみるけれど、一枚のイラストと違いキャラクターや背景がうまくコマに配置できない!?ということってありませんか?

そんな時に役立つ技をこの記事ではご紹介いたしますので、良ければご活用ください😊

三分割法を漫画にも応用する

三分割法という、画面構成のテクニックをご存じでしょうか?
これは文字通り、画面を縦と横に三分割した線を引き、その接点やマスに物体を配置する。という方法です。

一枚のイラストでは、この三分割法がよく用いられることが有名です。
しかし、この方法が漫画の綺麗な見せ方にも応用できることをご存じでしょうか?

漫画のコマに三分割法を適用する

それでは、三分割法を実際に、どのように応用していくかを実践していきます。

まず、適当なコマ割りを作ります。

このコマ割りと同じ大きさの枠を引きます。


(引いた枠が見えやすいように、彩度の明るい、もしくは濃い色線で枠を引くとやりやすいです)

作った枠を縮小し、横三つ並ぶように配置します。


(縮小した線が細くなりすぎてつぶれてしまった方は、ベクターレイヤーに変換する、もしくは元の線の太さを大きくしてから、再度縮小してみてください)
(実際の縮小率は、33.3%ほどです)

横三つに並んだ枠を次は縦三つに増やし、すべてを結合してください。
結合したものを、元のコマの大きさに縮小/拡大して合わせ、これでコマの三分割は完成です。

完成したら、同じ工程を、すべてのコマに適応してください。

三分割したコマにキャラや吹き出しを書き込む

三分割が完成したら、三分割したコマの中に、キャラクターや吹き出し、セリフ、エフェクトや背景などを書き込んでください。

最後に、作った枠を外して完成です。

慣れないやり方なので、どうしても書きにくいという方は、キャラクターは別に描き、後でコマの中に配置する。という、工程分けをするとやりやすくなります。

絵はアナログで描き、仕上げはデジタルで行っている方も、漫画の三分割はデジタルで行い、キャラクターはアナログで描く等すれば、やりやすくなると思います😊