絵を完成させてみたけれど、なんだか薄っぺらい印象になってしまった……。
色を塗る前のキャラクターが、いつもスカスカな印象になってしまう……。そんな風に思ったことはないでしょうか?
今回の記事では、上記のような「キャラクターの印象を厚くしたい、もしくは、色塗り前のキャラクターにもう少し厚みを持たせたい」という方のための小技をご紹介します。
首から上だけを描き込みがち
絵を描いている時に一番楽しい場所はどこでしょうか?
人によっては、手だったり、足だったりする方もいるでしょうが、万人の方が一番楽しい部位は、首から上、つまり顔ではないでしょうか?(特に目)
人間は自分の快楽を優先しがちな特性があります。
お絵描きでもこの特性が発揮され、一番楽しい顔や髪の毛を描き込みがちだと思います。
しかし、首から上だけを描き込むと、首から上だけの情報が過多となり、首から下の情報も増やさないと、上下のバランスが崩れてしまいます。
これが、キャラクターの印象を薄くしてしまう原因にもなります。
ですので、キャラクター全体の印象を厚くするため、顔だけでなく、首から下の情報も増やしていきましょう。
服のシワを描き込む
実際に、首から下の情報をどうやって増やすのかといえば、服のシワを描き込むことです。(裸体の場合の話は省略いたします)
(服のシワが入っていない絵。スカスカな印象)
(服のシワが入っている絵。これだけで情報が大分増えています)
ネットには洋服の画像がたくさん出回っており、それらを参考にするのが一番ですが、「服のシワの描き方がわからない」「服のシワは難しいから描き込みづらい」という方もいらっしゃると思うので、今回は簡単かつ情報の増える服のシワの描き方をご紹介します。
ポイントを決めて、ポイントからシワ線を伸ばす
服のシワが難しい理由のひとつに、描き方の規則性が分からない。という点があると思います。ですので、無理やり規則性を作り、すべての絵にそれを適用してしまいましょう。
具体的なやり方は以下の通りです。
まず、服のシワのポイントを決めます。
(このとき、身体のパーツ同士が接地している部分を選ぶとやりやすいです)
ポイントを決めたら、ポイントから広がるようにシワの線を描き込みます。
これで完成です。
実際は、布の生地によって服のシワのでき方は変わってくるのですが、描けないうちはこのように簡単に描いてしまったほうが楽ですし、イラストの見栄えもします。
難しいシワの描き方は、レベルアップした自分と相談してから勉強しましょう。
以上、キャラクターの印象を厚くする方法でした😊